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リアカーでちり紙を売り歩くところから始まった日野出の紙業事業。今では全国の小売店の売り場に並ぶ家庭紙を供給するまでに成長しました。
生活に欠かせない家庭紙は安定供給が命。データを駆使して最適な商品を売り場に供給すべく、日々奮闘しています。
また、輸送コスト削減にもなる2倍巻商品を開発したり、海外とのパイプを強化するなど、「紙の専門卸」ならではのこだわりを十分に活かした提案・開発を行っています。
メーカー商談
家庭紙の販売では、メーカー・卸・小売が密接に連携していますが、卸はメーカーと小売を繋ぐ立場として、目立たないながらも重要な役割を担っています。
メーカーとは市場の需給状況や販促商品を打ち合わせ、今後の販売に対するメーカーの意見と日野出の考えをすり合わせます。
データ分析
自社の出荷データ、小売店の販売データをもとに商品の今後の動向を分析します。
判断を誤ると欠品を起こしたり、逆に大量に商品が余ったりすることもあります。
気温や季節性だけでなく、コロナ騒動のような社会現象も総合的に判断しながら「これからどうなっていくのか」を読み解いていく必要があります。
市場調査
数字だけではなく、足を使って現地現物を確認することは市場調査の基本です。
近隣店舗だけではなく、ときには小売店のバイヤーと一緒に全国を巡ることもあります。
家庭紙は地域性があり、エリアによって売れる商品が異なることがよくあります。
その違いを肌で感じ、営業活動に活かしていきます。
自社PB商品
卸は生産機能を持たないのが一般的ですが、より安価で優れた商品を届けたいという想いから、日野出は2003年から自社PB(プライベートブランド)商品の販売を開始しました。
市場環境や物流環境の変化に対応し、取替頻度が少なく物流効率も向上する倍巻き・3倍巻の生産にもいち早く着手しています。また、お客様のご要望にあわせた別注商品の開発も行っています。
店舗への配送手配
「物流」は卸の最重要機能の一つです。日野出は生活必需品を扱っている以上、商品の安定供給は生命線だと言っても過言ではありません。物流現場では日々トラブルが発生していますが、1つずつ判断し解決していくのも営業担当としての大事な役割です。コロナ騒動でもトイレットペーパーが売場から消えましたが、その際も商品供給に手を尽くし、微力ながら全国的な品薄を解消する一翼を担いました。
顧客との商談
お客様との商談では、もちろんですが価格や数量のせめぎあいが生まれます(本当に1円2円の世界です)。
商品を導入できるかでお客様も日野出も大きく売上が変わるため、責任も大きい仕事ですが、逆にそれがやりがいに繋がっています。特にチラシに商品が掲載された場合の感慨はひとしおです。
また商談の中では、どちらか一方が得をするのではなく、Win-Winの関係になれることを常に意識しています。
棚割り
小売店の売場における商品配置(棚割り)を考えるのも、実は卸の仕事です。
棚割りは「なんとなく」で決められているのではなく、売上比率、季節性、地域性等のデータによる裏付けがあります。
加えて、目線に近い高さに注意をひかれやすい(ゴールデンゾーン)といった心理学的な手法も駆使しながら、売上を最大化するための棚割りを試行錯誤して作っています。